チャプター 91

カロライン視点

翌朝の風は、どこか昨日までとは違って感じられた。まるで責め立てるように。ムーンライト・パックはまだ、混乱と裏切りと、聖なる土地に流れた血のあとから立ち直ろうともがいている最中だった。父の帰還は本来なら祝福であり、誰にとっても喜びの瞬間であるはずなのに。けれど私には、視線が不自然に長く留まるのがわかった。私が通り過ぎても、ささやきは完全には途切れない。

だが、彼らを責められなかった。責めるわけにはいかなかった。

この病の根は、あの奇妙な熱が群れに広がり始めるよりずっと前から、私の中にあった。最初の石を丘の上から転がしたのは私で、その石はやがて巨岩になり、数えきれないほどの命...

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